かなり遅くなってしまいまいしたが、
明けましておめでとうございます。
今年1年が、皆さまにとって希望に満ち溢れる年となりますよう、
お祈り申し上げます。
↑私個人の新年のイメージです。「さあ、高く遠くへ飛び立つぞ」といった感じです。
さて、国語塾では、1/10が一番早い受験となりました。
発表も早くて、翌1/11にありました。
それは、中学受験で、本庄東高校附属中学です。
結果は、1回目の入試で見事「合格」を勝ち取りました。
付属東中学の受験は合計3回あって、1回目が一番受かりにくいのです。
6月から受験勉強をはじめて、よく頑張ったと思いっ切りほめてあげたいです。
しかし、まだ2回目、3回目の受験が残っているんです。
「もう受かったのだから終わりじゃないの?」と思いますよね。
この学校は、「3回受験してください。」と必ず言われるんです。
その理由は、入学後のクラス分けに、入試の成績を参考にするのだと思います。
大学の附属中学ではないので、入学して6年経てば必ず大学受験をするわけです。
つまり、中学入試に受かればそれでおしまいというわけではないのです。
本当のゴールは、6年後の大学受験にあるのです。
入学したら、勉強をするとはどういうことかをしっかりと教え込まれます。
公立中学&高校の生徒よりも、1年速い速度で学習をしていきます。
公立中学の生徒が3年生の時には、高校1年生の勉強をするようにカリキュラムが組まれているのです。
目標は第一志望の大学に現役で合格するためです。
そのために、クラスも成績順に1~4組まであります。
定期テストの平均点は、2組の最上位がとる点数が、1組の平均点くらいの教科が多いです。
そして、学年末に上位クラスの最下位と下位クラスの最上位の入れ替えもあるのです。
これは、かなり厳しいものですが、子供たちに「負けん気」と「悔しさ」を育ててくれます。
いいか悪いかではなく、お子さんにその価値観が必要かどうかで受験を決めるのが「中学受験」なのです。
そのような訳で、「中学受験は親の受験」と言われるのです。
公立中学&高校へ進学されるお子さんがほとんどですが、
6年後または3年後には、中学受験をしてこのようなカリキュラムで6年間勉強をし続けてきた子供たちと一緒に大学受験は戦うわけです。
今日は、いよいよ大学センター試験の第一日目です。
国公立に進学する生徒以外も、私立受験の合否判定でセンター試験を利用します。
毎年、一般受験をする生徒は減り続けています。
その理由は、私立大学の定員の60%以上は推薦入試で既に決まってしまっているからです。
国公立にどうしても進学したいという受験生か、推薦試験に漏れてしまった受験生のどちらかが、一般入試を受けることが多くなりました。
入試制度や、その実情は毎年変わっていきますし、地域によってもまた、高等学校の指導方針によっても変化していきます。
私は、高校生たちには、頭がいいとか勉強ができるだけで終わらせてもらいたくはありません。
経済的にも、精神的にも自立できる「社会人」になってもらいたいのです。
そのためにも、やりたくなくても必要な教科は、我慢して勉強をすることです。
この我慢して必要なことをやり遂げる姿勢が「社会人として働く姿勢」だと思います。