英語の成績が簡単に上がる方法についてです。

「どうすれば効率よく英語の成績が上がりますか?」という質問です。

皆さんはその答えを知っていますか?

ほとんどの人は「そんなものはない」と知っています。

でも、心のどこかで「ひょっとしたらコツみたいなものがあるんじゃないか」と思って、探し続けているわけです。

私は中・高校生に受験英語や英検合格のための英語を教えています。

でも、英語がどうしても好きにはなれません。過去を振り返っても、いい思い出はありません。

その原因は、中1の5月にあった単語テストです。

10/100点しか取れませんでした。

そうなんです、単語が覚えられなかったんです。

その頃の私の思考回路は、『単語が覚えられない=英語ができない』 だったのです。

振り返ってみると、私は物覚えが悪い子供でした。

大人になっても、物覚えが悪い大人です。

『物覚えが悪い⇒物覚えが良い』 にする治療法は、私の知る限り発見されていません。 

このままでは、学生時代は絶望的でした。

まず私が考えたのは、「何かいい方法を」を探すことでした。

「きっと効率的に覚える方法があるはずだ。」

試行錯誤?の連続でしたが、どれもモノになりませんでした。

そこで、覚え方は変えず(つまり読みながら単語を紙に書く)やり方を変えてみました。

一度に30分やるのではなく、10分づつ3回に分けたのです。朝学校に行く前、学校から帰ってから、そして夜寝る前です。

これは効果がすぐに表れました。覚えている単語がいくつかあったのです。

つまり、全部できるのが目標ではなく、とにかく1日3回まわすことを目標にしたのです。

もともと、1度で全部覚えられるわけがないのです。

であれば、完璧を求めずに、回数をこなすことで記憶に定着させるわけです。

私は人よりも記憶力が悪いので、1回10分の単語練習を5回くらいやって、

それを1週間続けて何とか合格点がとれたレベルです。

「エビングハウスの忘却曲線」はご存じでしょうか?

記憶を定着させ「思い出すことができる記憶」にする最も有効な手段が「繰り返し」です。

暗記しても復習しなければ、覚えた直後に半分近く忘れてしまい、

次の日には7割忘れ、1か月後には8割を忘れてしまいます。

これは勉強が得意な人でも苦手な人でも大差ありません。

つまり、やり方次第で誰でも記憶力をアップできるということです。