蓮の花 岡部公園 2
私の自宅近くの公園に咲いていた蓮の花です。
ほんのりとピンクがかった淡い色がとてもきれいでした。

さて、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、(以下省略します。)」を中学生の時、国語の授業で暗記させられたことがありませんでしたか?
私も中学生の時に、この平家物語の冒頭を覚えて先生の前で「暗記テスト」をしました。

どのようにして覚えたのかというと、声に出して何回も読んでみました。それも、自分の声が自分の耳で聞き取れるスピードで、はっきりと声に出して読みました。
これを何回も、何回も繰り返していくうちに、七五調のリズムが身体に染みこんでくるのです。
もう何十年もたっているのですが、いまだに覚えています。

小学生の時、国語の教科書を「音読」してくるようにという宿題がよく出ました。
声に出して文章を読むと、言葉のまとまりや語句の意味が少しずつ自然にわかってくるのです。
日本語は、音が同じでも区切りを間違えると、とんでもない意味になってしまう言葉があります。
例えば、「薄羽蜻蛉(うすばかげろう)」といういかにも儚い名前のトンボに似た昆虫がいます。
これを、「うすばか(薄馬鹿)」と「げろう(下郎)」で区切ってしますと、とんでもない意味に変わってしまします。

国語塾では、一日10~15分、国語の教科書を音読することをオススメしています。
お母さんが家事をされながら、子供がリビングで音読をするといったスタイルで始めてみませんか?
半年も継続すると、国語の力はもとより他の教科でもその効果があらわれてきます。

ある小学生は、音読を継続して3~4ヶ月で、算数の計算ミスや単位のつけ間違いが減りました。

実力がつく勉強法とは、毎日少ない時間でもそれを長い期間をかけて継続することです。
そのようにして身につけた学力は、決してなくなることがありません。

国語塾では、しっかりと身について、そして生涯にわたって使える「本当の学力」をつける指導をしています。