皆さま、こんにちは。

今朝起きてみて、びっくりしました。

なんと、薄っすらと雪が積もっていました。

そして、11時過ぎに「合格しました」と嬉しいご報告をいただきました。

本庄東高校附属中学、第2回目の合格発表でした。

この「合格しました」は何回聞いても嬉しい言葉です。

本当におめでとうございます。

さて、前回は受験は準備こそ大切というお話をさせていただきました。

今回は、3学期のポイントをお話したいと思います。

ポイント① 3学期の通知表=学年の評価である。

3学期の通知表についてくる評点(1~5段階評価)が1年で一番大切な数字です。

中学生であれば、1年の学年末、2年の学年末、そして3年生の12月につく評定の3つが高校進学の「内申点」になります。

この内申点で、公立高校は合否の約半分以上は決まってしまいます。

また、高校生であれば、1年の学年末、2年の学年末、そして3年生の1学期の、

それぞれの評定の平均が推薦入試の合否を大きく左右します。

例えば、公募推薦であれば評定平均3.5が最低基準です。

ポイント② 3学期の定期試験は1回しかない。

2月の中旬から3月の初旬にかけて、学年末テストが行なわれます。

3学期は中間テストがなく、学年末テストが1回しかありません。

また、教科数も技能科が入り9教科以上になります。

2月の第2週で、早い学校は試験前3週間に突入します。

ポイント③ みんなが頑張るテストだから、スタートダッシュを掛ける。

みなさん、学年末テスト=1年でいちばん大事なテストであることがわかっています。

また、範囲も広くなることが予想されますので、試験勉強を始める時期を早め早めに前倒していきましょう。

「勉強を始めようと思うのだが、試験範囲がわからないんです」と生徒が言うのですが、

ちょっと考えてみましょう。

「どこまでか」はわからなくても、「どこからか」はわかるはずです。

そうです、2学期の期末テスト範囲の最後から次の単元が、恐らく学年末テスト範囲の始まりとなるはずです。

ここから勉強を始めましょう。

中学生は、学校ワークの繰り返しが高得点につながります。

中学生は、まず学校のワークのコピーを3~5部取りましょう。

答えをワークに書き込むのは最後です。

平均点を取れない生徒の特徴は、ワークを1回やるのがやっとで、それも直接ワークに答えを書き入れているのです。

一度で覚えられる人は殆どいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間は、繰り返し学習することで、短期記憶回路から長期記憶回路へ記憶を書き換えていくのです。

最低でも3回、8割以上をとるのであれば5回を目安に繰り返し学習しましょう。

高校生は、ワークがない学校がほとんどです。

自分でノートにワークを作っていきます。

例えば、英語(コミュ英、英語表現)は、英文と和訳をセットで写し、

必ず品詞分解(主語にS、動詞にVなどをつける)をすることです。

また、そのレッスンの内容を要約しておくと「あらすじ」がわかって読みやすくなります。

数学は、教科書の例題を解けるようにしておきます。

自力で解ければいいのですが、無理であれば答えを丁寧に写しましょう。

その際に、写したところは赤で記入して、どこまでが自分でできたのか、

どこからが解けなかったのかを明確にしておきましょう。

そして、何よりも重要なのは、その類題を自力で解けるようになるまで、

何回も教科書の練習問題や学校で指定されている参考書を使って解き込みます。

数学の参考書は、「チャート」がとてもわかり易く解説がされているのでオススメです。

ポイント④ 提出物は、期限厳守をする。

平常点で一番大きなウエイトを占めるのは、ワークやプリント、ノートの提出です。

先生の指示を守ることが大切です。

「丸つけをして、間違ったところを赤で直して提出」と言われれば、

その通りやって提出します。

1度でも提出期限を守らないと、平常点を大きく落とされることが多いです。

テストの点数では経要点に「4」がつく子が「3」になっていたりすることがありました。

このように、3学期は期間は短いのですが、1年で一番重要な学期になります。

高校受験や大学受験といった、お子さんの将来を左右する試験に直結します。

ポイント⑤ 保護者のする確認の「声がけ」が平常点を救う。

もちろん、実際に勉強をするのは本人なのですが、保護者のみなさんへお願いがあります。

それは、確認のため「声がけ」をしてもらいたいのです。

お子さんにウルさがられても、ウザがられても、「声がけ」をお願いします。

将来の進路が危うくなるよりはよっぽどいいと私は思います。

わたしたちまわりの大人が、「うるさい大人」になりましょう。