~2016年 埼玉県公立高校入試平均点の移り変り
2012年(平成24年度)から100点満点、3月の試験のみ実施という今の制度に変わりました。
それまでは、40点満点、前期と後期の2回の試験がありました。
ポイント① 国語、社会の2教科はしっかりと得点をとれるようにする。
とくに国語は、ここ3年間を見ても平均点が最も高い教科です。
また、社会は昨年度は平均点が約15点も上がりました。
今年は試験時間が40分から50分へと10分間増えましたので、
さらに平均点は上がるのではないかと思います。
つまり、この2教科は比較的受験生全員が得点を取れる教科なのです。
受験の鉄則は、みんなができる問題をしっかりと得点することです。
ポイント② 数学と理科は今年から大きく傾向が変わる。
数学は、英語と同じように問題を若干優しくして平均点を上げる方向のようです。
もともと数学は、47都道府県の中でも、かなり難しいのが埼玉県でした。
2010年から2015年まで平均点は40点台のままでした。
2016年度にやっと50点に上がったのですが、
中堅レベルの受験生にとっては、手がつけられる問題は限られています。
理科は、難易度が年によって大きく変わるのが特徴です。
2013年度には63.4点でピークであったものが、
2016年度では39.2点と入試生後が変わってから過去最低点を記録しました。
この原因は、出題範囲が広い割には、実際の入試では出題される分野に偏りがあるからです。
但し、今年度は社会と同様に、試験時間が40分から50分へと10分間増えましたので、
平均点も50点台には上がるのではないかと思います。
つまり、数学は手をつけた問題は全問正解にすること。ケアレスミスが合否を分ける大きなポイントになります。
理科は、第1分野と第2分野をまんべんなく勉強しておきましょう。
ポイント③ 合否を分けるのはやはり英語である。
数学と同じように2015年度より平均点は上昇傾向にあります。
ただし、その幅がより大きいのは英語の方です。
また、数学と同様に今年は少し傾向が変わります。(※埼玉県公立高校入試(英語)の変更点 7つのポイントを参照)
つまり、英語はしっかりと勉強している受験生が増えているということなのです。
国語塾でも小学生から英語を勉強し、英検5,4級を目指すお子さんが増えています。
中学でも、通知表の英語に「5」がついているお子さんでも、英検3、準2級を持っているかいないかで、
その実力は大きく違います。
英語は時間をかければ点数が上がる教科です。
国語塾では、冬期講習、土曜特訓、通常受業で英語にかける時間をいかに増やすかをご提案しています。