ポイント① 全体的にやさしくなる。
勉強していなくても簡単に解けるようになるということではありません。
今までが難しすぎたのです。
埼玉県公立高校入試の数学は、平均点が40点台と大変低く、
正答率も0.3%といった問題があったりで、47都道府県の中でもかなり難しい県なのです。
これでは、一部の天才的に数学ができる子どもだけが高得点をとれ、
大部分の受験生は勉強している割には点数が伸びないという状況になってしまいます。
つまり、今年からは頑張って勉強した子供たちが、それなりに点数がとれる問題へと変わります。
ポイント② 大問1は全問正解をすること。
36/100点の配点があります。1問あたり4点で計9問の出題です。
正負の数や方程式などの計算問題が中心となっています。
普段から計算ミスをなくすような勉強の仕方をしておきましょう。
そのためには、途中式を=を揃えて書く習慣をつけたり、
できるだけ大きな字でわかりやすく書いたりする工夫をしていきます。
国語塾では普段の授業や土曜特訓で、このようなことを子供たちからうるさがられるくらいに指導をしています。
みんなが点数がとれる問題を、自分も全問正解にする習慣が大切です。
なぜならば、正答率が高い問題を落とした時が不合格につながるからです。
ポイント③ 確率、関数と作図の問題は得点源にしておく。
大問2の(1)と(3)、大問3の(2)と(3)です。
各5点の配点ですから20点とれることになります。
よく出題される分野としては、確率、関数、作図の問題があります。
もちろん1年から3年生で習う全分野を通して学習していくのですが、
入試によく出題される分野というのは確かにあります。
国語塾では、土曜特訓で「入試予想問題」に絞って学習をしています。
その中で多く見かける問題がそれに当たるのです。
このように見ていきますと、36+20+?=56+?点が目標となります。
「?」はその他の問題で、正解には至らなくても「途中点」がもらえる部分です。
5教科の中でも比較的難しいのが数学と理科です。
数学は、この56点をいかに落とさずに正確に解けるかが、合格へのカギとなります。