今週あたりは、期末テストの個人成績表が返されてくるもと思います。

保護者の皆さんはどこに目がいきますか?

「順位」という方が結構いらっしゃいます。

たしかに順位は気になるものですが、ちょっと待ってください。

埼玉県立高校や、早稲田大学本庄高等学院以外の私立高校を志望校にしているのであれば、

順位よりも重要なポイントがあるのです。

ポイント① 平均点と得点に注目する。

通知表にいくつがつくのかを知る手がかりが、平均点と得点の関係です。

平均点が取れていれば「3」が通知表にはつくはずです。

中間テストも期末テストも平均点であれば、ほぼ間違いなく「3」がついてきます。

おおよその基準ですが、平均プラス20点くらいであれば「4」がつく可能性が大きいのです。

そして、「5」がつくのは圧倒的に得点が取れた、つまり平均点プラス30点以上です。

中間、期末テストはどの教科も60点位を平均点として作られているようです。

まとめますと、

60点平均で「3」

80点を超えると「4」

90点台にのると「5」

がつくと見てもよいのではないでしょうか。

ポイント② 目標を通知表の点数で考えること。

まずは、通知表に「3」がつくことを目標としましょう。

そのために、中間テストや期末テストでは平均点を目指すのです。

その次に「4」を取ることを目指すわけです。

80点平均ですから、5教科の合計点数は400点前後になります。

このように、成績を上げるためには、階段を一段づづ上っていくイメージを持ってください。

ポイント③ 学年、クラス順位は気にしないこと。

埼玉県立高校や私立高校進学に使われる内申書には順位は記入されません。

通知表の点数が、○△/45点(9教科×5点満点)でどのくらい取れているかが大切です。

1年の3学期、2年の3学期、3年の12月に着けられる内申の合計点が重要です。

ただし、早稲田大学本庄高等学院の地域推薦枠を狙う場合は学年で1~3位以内が目標です。

ポイント④ 個人成績表だけでは見えないことがある。

内申は中間、期末テストの結果だけでつくのではありません。

問題は、平常点なのです。

中でも重要なものは、提出物を期限内に決められて方法で提出することです。

期限内に、といったところが特に重要なのです。

「今回くらいは大丈夫だろう」と思って1回でも遅れたり、

出さなかったりすると「3」がつくはずの子どもが「2」に落とされたりします。

これはご家庭でしっかり管理していただくしか方法はありません。

ここのところ、提出物の期限厳守はとても厳しくなってきています。

ポイント⑤ 学校に返す前に必ずコピーをとること。

次の学年末テストこそが、一年間で一番重要なテストなのです。

3学期は短いですし、定期テストは1回だけしかありせん。

そして、高校進学への最も重要な資料である内申点の何割かが決まってしますのです。

1年生ですと1/3が、2年生ですと2/3が決まってしまします。

この学年末テストに向かって、しっかりと準備をしましょう。

まずは、中間、期末テストの個人成績表を見ながら、

「3学期に○△/45点を取って❐✕高校に行けるようにしよう。」

といった目標を立てましょう。

そして、そのためには学年末テストでどのくらい点数を取ればよいかがわかってくるのです。

このように、「どうすれば評点が上がるのか」、「何のために中間、期末テストで点数をとるのか」を

具体的にお子さんに示してあげることが、やる気のスイッチを「オン」にする秘訣です。