保護者の方「先生、入試問題が変わるんですか?」
私「はい、そうなんです。」
「それも今年の入試(現中3生)から変わるんです。」
「5教科全部変わるんですか?」
「理科と社会は、試験時間が各50分になります。」
「今までは、理科と社会は各40分だったから、
各10分試験時間が増えたことになるんです。」
「もともと、内容が多かったので、今回の試験時間が
各10分増えたのは受験生にとっては良かったことですよ。」
「英語や数学や国語はどう変わるんですか?」
「国語に関しての変更点はありません。」
「数学と英語に関してはいくつか重要な変更点があるんです。」
「一番大きな変更点は、学校別問題が取り入れられたことです。」
「学校別問題とは、何のことですか?」
「これは、簡単に言うと、熊谷西高校、熊谷女子高校、熊谷高校の3校
(埼玉県北部では)は、普通よりも難しい問題を出題するということです。」
「えっ、3校とも違う問題なんですか?」
「いいえ違います。
熊谷西高校、熊谷女子高校、熊谷高校の3校は共通の問題を使います。」
「でも、どのくらい難しいんですか?」
「数学は、もともと埼玉県は47都道府県でもトップ5に入る難しい問題なんです。」
「平均点も40点台が多いですね。」
「そう考えると、難易度は難しいままと考えてください。」
「じゃあ、数学は難しいままで、変わらないんですね。」
「学校別問題についてはその通りです。」
「英語はどうなんですか?」
「うちの子は、英語が苦手なんですよ。」
「英語も、埼玉県は一問一答形式の問題は出ません。
その代わりに、長文と英作文の問題しか出ないんです。」
「えっ、長文しか出ないんですか?」
「そうなんです。リスニングを除くと、
長文問題しか出ないんです。」
「どうしたらいいの?」
「今から、英検3級と準2級合格のための勉強を始めましょう。」
「そんな、3級や準2級は難しいですよ~。」
「その通りです。
でも、内申点もプラスアルファにもなりますよ。」
「どういうことですか?」
「高校によっては、準2級以上を持っていると加点されるんです。」
「例えば、英語に5がついていたとすれば、
6と同じ価値があるということなんですよ。」
「英検を勉強しておくと、
内申と試験の両方に有利なんですね。」
「全くその通りなんですよ。」
「それに、高校に行っても英語は重要科目となりますし、
大学進学の時にも英検2級以上は特典があるんです。」